京都大学のキャンパスもある左京区吉田。
学生、若者にマッチしたおしゃれな町を見守るように立つ山があります。
今回ご紹介する吉田山です!「神楽岡」の名で親しまれるこちらの山。
標高は105メートルです。
引用:http://photo53.com/moan1.php
①吉田神社
両サイドが京都大学のキャンパスになる東一条通を進んでいくと正面に大きな鳥居が見えてきます。
吉田神社です!
石段を登るとすぐに本宮へと繋がります。
859年(貞観元年)に中納言の藤原山陰(やまかげ)が創建した神社。京の都の鎮守神として建てられました。
主に厄除け、開運、学問、夫婦関係にご利益があります。
そしてユニークなのが藤原山陰を祀っている「山陰神社」。本宮と反対側に位置しています。
藤原山陰は日本で初めて様々な食材を調理、調味した人物と言われ、
包丁や飲食の神として信仰を集めています。
飲食店を運営している方や料理を勉強している学生さんにオススメの神社です!
参考:http://www.yoshidajinja.com/gosaijin.htm
info:
・拝観料無料
・社務所開設時間、午前9時~午後5時
②大文字山を間近に!
神社の境内を横目に坂道と階段を登っていくと中腹あたりから市内中心部のほうが見えてきます。
この日は曇っていて見やすい写真が撮れずすいません涙
紅葉はこんな感じでした(11月中旬撮影)
そして頂上付近に到着。頂上付近は公園と休憩場所になっています。
意外にもここから市街地を望むことはできませんが、見えてくるのは大きな「大」の字!
まさにベストアングルです!
③銀閣寺と吉田山
吉田山から北東に約1キロのところには室町幕府8代将軍、足利義政が建てたことでもおなじみの銀閣寺(慈照寺)があります。
ところで皆さんは小中学生のときにこのお寺や境内にある銀閣が建てられた理由についてどのように習いましたでしょうか。
おそらく、義政が荒れる政治の世界から離れてのんびりと暮らすためという理由で習った方が多いかと思います!
そんな義政の思惑に吉田山が大きく関係していると言われています!
こちらをご覧ください。
境内の高台の部分から市街地方面を眺めようとするとなんと吉田山が邪魔をします!
義政は1467年に発生した応仁の乱で荒れ果てる京都の街を見たくなかったのでしょうか。
もしそうだとすれば吉田山が自然にできたブラインドの役割を果たしていますね!
ちなみに銀閣の1層目の向きも庭園を楽しむためと市街地に背を向けるために東向きにしていると言われています。
銀閣寺map:
参考:http://service-news.tokyo/buratamori-kyoto-ginkaku-16849#i
まとめ
これまで吉田山と言えばふもとの吉田神社と京都大学のキャンパスの印象が強かったのですが、
それだけでなく他の近隣のスポットとも関係性を持った山ということが分かりました!
この先、来年2月は吉田神社で恒例の節分の行事がありますので山登りと一緒にまた訪れたいと思います!
spot info
住所:京都市左京区吉田神楽岡町:
・京阪電鉄本線「出町柳」から徒歩約20分。
・京都市バス「京大正門前」停留所より 徒歩 約5分