平成27年4月27日は下鴨神社の式年遷宮。
式年遷宮とは、一定年限で社殿を造り替えること。
神様のお引越しです。
21年ごとに行われており、今年は34回目となる正遷宮が斎行されます。
これに関連して、式年遷宮を祝した記念行事が行われたりと
今年注目したい神社のひとつです!
下鴨神社といえば…?
世界文化遺産に登録されている下鴨神社は、
平安京遷都以前から祀られていたと云われ、
『万葉集』や『源氏物語』にも登場する原生林「糺の森(ただすのもり)」を
擁する広大な神社ということでも有名です。
最近の作品では、森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』などにも
登場しています(^ω^)
これから新緑の季節となると、
参道となっている木漏れ日の道や小川のせせらぎが
とても美しく、なんだか心洗われる気持ちに◎
ちなみに、ここの広さはなんと、12万4000㎡!
東京ドームの約2.5倍の広さなんです(°Д°)!!
貴重な万葉植物や生き物が生息し、古代の自然のままの姿を今もなお残しています。
もちろん地元の人にも愛されている糺の森。
この日も可愛らしいおふたりが仲良く歌を歌いながら
下校していました~(^∀^*)
参道の途中に…縁結び!
しばらく糺の森を歩くと、左手にあるのが「相生社」。
男女の縁や様々な縁結びの神様が祀られていて、
縁結びのパワースポットとしても人気の神社です。
「賽銭」箱が「幸千」箱に。とっても縁起が良さそう…!
ここで縁結びの象徴となっているのが、「連理の木」。
写真ではちょっと分かりにくいですが、
2本の木が途中から1本に結ばれている不思議な木です。
女性は右回り、男性は左回りでお社を3周してから
祈願するといいんだとか!
おみくじも男性用・女性用と別れていて、源氏物語にちなんだものとなっています。
女性用のおみくじは十二単の形でした(・ω・)
そして社殿へ…
朱塗りの優美で壮麗な「楼門」は、もうすぐ正遷宮を迎える社殿の入り口です。
国の重要文化財にも指定されています。
中に入り、右手に見える「輪橋」は、
3月上旬ごろに咲く光琳の梅とのコラボレーションでも有名ですね。
しかし、新緑との組み合わせもなかなかいいものでした(^0^)/
そしてさらに本殿の方へと進むと、
7つのお社に十二支を守る神様が祀られている
言社(ことしゃ)があります。
しっかり自分の干支のお社にお参りです(>人<)
この言社の奥にあるのが本殿。
残念ながら写真は撮れませんでしたが、
西本殿には、国家安泰・厄除け・交通安全の神様が、
東本殿には、縁結び・安産・育児の神様がそれぞれ祀られています。
東西ともに国宝です。
21年に一度きり!神殿昇殿参拝
正遷宮まであと10日ほど。
正遷宮の後の4月29日(水・祝)~5月6日(水・休)は、
普段は入ることのできない幣殿から、
式年遷宮で新しくなった本殿を間近に参拝できる期間となっています!
写真でもお伝えすることができなかった本殿を、
是非この21年に一度の貴重な機会に、間近でご覧ください(^ω^)♪
SPOT INFO
◎下鴨神社
拝観時間:6:30~17:00
拝観料:境内無料
駐輪場:有