日本中様々なまちに存在するのに、意識されることの少ないもの。住居表示板は、そんな存在の一つでしょう。
京都では、昭和初期頃に作られたそれが今でも大切に使われています。「仁丹」という会社が制作したものがもっともポピュラーです。
いにしえのまちとしての京都を肌で感じる、まさに芸術作品のような存在です。丁寧な仕事による手作りの味わい、毛筆された方の達筆さ、正確無比な住所表示などなど、この仁丹、見れば見るほど魅力が詰まっています。
仁丹を探しながら、宝探しをするように、まちをウロウロする。私の大切なリフレッシュ手段のひとつです😊
ちなみに、写真の仁丹は「本町九丁目」のものですが、この「本町」、なんと二十二丁目まで存在します(多分、日本一)。北は五条通から、南は伏見稲荷大社の手前まで。そのうちいくつかの丁には、今でもきちんと仁丹の住居表示板が現存しています。
いや~、たのしいですね!