上御霊神社の周囲には、かつて川が流れていたそうです。その旧流路に現在は鳶尾(いちはつ)の花が植えられ、季節を彩っています。
御霊神社は応仁の乱勃発の地としても知られています。その案内板によると、神社を脇を流れていた川は「今出川」という川だったようです。
しかし、江戸時代の図会を眺めてみると、その川の名前が「中川」と書かれています。
ここに流れていた川は、どんな流路をたどっていたのか。地域の人からはどのように呼ばれていたのか。今はどのようにその痕跡が残っているのか。
鳶尾の花の美しさに心奪われながら、そんなことを考えた早朝のお散歩でした。はやくコロナが終息して、以前のように思いっきりまちを散策できる日が来るといいな、と改めて思いました。