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洛南エリアの隠れた名所「桜寺」

最近ぽかぽかと天気の良い日が続いていますね。大変な状況のなかですが、人混みを避けて静かに桜を楽しみたい方にぴったりの穴場のお寺を紹介します。先日のブログにも登場しました「桜寺」こと「墨染寺」です。今回はその長い歴史と言い伝えと一緒にご紹介したいと思います。
伏見・墨染の住宅や店が建ち並ぶ街並みに、ぽつんと佇む小さなお寺です。お寺の入り口が枠になって、桜の木の写真のようです。

入り口、桜のフォトフレームのよう

墨染寺の歴史は貞観十六年(874)に遡ります。その後次第に衰微してゆきましたが、豊臣秀吉公、またその姉の瑞龍尼公により日蓮宗の寺「墨染櫻寺(ぼくせんおうじ)」として再興しました。

境内には染井吉野の桜が数本

入口に「墨染櫻寺」の文字が

水に浮かんだ桜も綺麗です

墨染寺の文字のあるかわいらしい狸も

境内には、墨染の地名の由来となった墨染桜が植えられており、現在四代目です。

四代目墨染桜。まだ成長途中です

この桜の由来は平安時代まで遡り、時の太政大臣 藤原昭宣公が葬られた際、死を嘆き悲しんだ歌人 上野峯雄が「深草の 野辺の桜し心あらば 今年ばかりは 墨染に咲け」と詠んだところ、喪に服するかのように薄墨に咲いたと云われています。

毎年三月末~四月初旬に桜まつりが行われるのですが、残念ながら今年度はコロナウイルス拡大の影響を受け中止になったようです。来年はぜひ桜と共に皆さんの笑顔をたくさん見れることを願って…

SPOT INFO
名称墨染寺
時間
お休み
料金
公式サイト

※ 2020年4月4日現在の情報です。