最近ぽかぽかと天気の良い日が続いていますね。大変な状況のなかですが、人混みを避けて静かに桜を楽しみたい方にぴったりの穴場のお寺を紹介します。先日のブログにも登場しました「桜寺」こと「墨染寺」です。今回はその長い歴史と言い伝えと一緒にご紹介したいと思います。
伏見・墨染の住宅や店が建ち並ぶ街並みに、ぽつんと佇む小さなお寺です。お寺の入り口が枠になって、桜の木の写真のようです。
境内には、墨染の地名の由来となった墨染桜が植えられており、現在四代目です。
この桜の由来は平安時代まで遡り、時の太政大臣 藤原昭宣公が葬られた際、死を嘆き悲しんだ歌人 上野峯雄が「深草の 野辺の桜し心あらば 今年ばかりは 墨染に咲け」と詠んだところ、喪に服するかのように薄墨に咲いたと云われています。
毎年三月末~四月初旬に桜まつりが行われるのですが、残念ながら今年度はコロナウイルス拡大の影響を受け中止になったようです。来年はぜひ桜と共に皆さんの笑顔をたくさん見れることを願って…