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夏の京都の避暑地!?嵐山で涼しく観光!

京都の代表的な観光スポット「嵐山」。
竹林、モンキーパーク、天龍寺などなど見どころたくさん!
今回はそんな人気観光地嵐山にある夏に訪れてほしい涼しい観光スポットをご紹介します(^O^)/

西方寺(苔寺)もいいけれど…

祇王寺ってご存じでしょうか?

自然に囲まれていてすでに涼しげ♪

嵐山の竹林を抜けてもう少し歩いたところにある小さなお寺さんです。

ここは紅葉のスポットとしても人気なのですが、ただ紅葉が綺麗なだけじゃなく葉っぱの鮮やかな色が映える苔のお庭も人気の理由の1つなのです。

静かな苔庭

祇王寺は小さなお寺なので、受付から入ってすぐに苔庭が広がっています。

丁寧にお手入れされていることが見ただけですぐわかるほどキレイに苔が生えています。

苔の種類も色々あるそうで、お庭の横にどんな種類の苔が生えているのかそれぞれ展示されていました!

苔には日に弱いものもあるのでお庭は沢山の木に囲まれていて影になるようになっています。
なので、天気の良い暑い日に訪れても結構涼しく、さらに観光客の方は比較的に少ないので快適に見て回ることができます(*^-^*)

悲しい失恋物語

実は祇王寺は平家物語の舞台にもなっています。
(祇王寺のホームページ参照:祇王寺について

要約
当時、白拍子として人気のあった祇王は清盛に気に入られ寵愛されており、周りが羨むような生活を送っていた。ある日、仏という若い白拍子が清盛と祇王の前に現れ、初めは追い返そうとした清盛だが祇王にせっかく訪問されたのにそれは可哀想だと説得されしぶしぶ対面することにした。仏はその場で歌と舞を披露した。大変それを気に入った清盛は祇王を追い出し、代わりに仏をそばに置くことした。
いづれこうなることは分かっていた祇王だが、あまりの突然の出来事に我が家に戻ってから悲しみに暮れた。その後、祇王は尼になり母と妹と共に嵯峨の山里にある庵で後世の幸福を祈った。
しばらくして、ずっと祇王に悪いことをしたと気にかけいた仏が祇王のもとを訪れた。そして、どうせそのうち自分にも同じようなことが起こるのであればと、祇王と共に念仏を唱えることを選んだ。

かなり要約していますが…(笑)

祇王が母親と妹、そして仏と暮らしていた場所がその後「祇王寺」と呼ばれるようになったということです。

お墓がありました。

とても悲しいお話ですが祇王の心の広さと優しさ、仏の純粋さが感じられ後世では幸せな生活を送っていたらいいなぁと思わずにはいられないですね。

一石二鳥!?

嵐山に初めて訪れると必ず行くのが竹林。
しかし、いつでも人で混み合っていて早朝の時間帯にしかゆっくり歩けないことが多いです。

竹林をゆっくり観賞したい人は是非祇王寺へ行ってみてください。
広範囲ではありませんがここでも見れますよ!

苔庭に竹林。
涼しい日陰でゆっくりどちらも見れて少し得した気分になりませんか?(^O^)

お得情報!

ここ祇王寺は以前に一度廃寺になっています。
その際に残されたお墓と仏像は旧地頭である大覚寺によって保管されていました。その関係から再建後祇王寺は真言宗大覚寺派で旧嵯峨御所大覚寺の塔頭寺院になったそうです。

そのおかげか、大覚寺と祇王寺には共通拝観券というのがあり、通常2ヵ寺合わせて800円かかる拝観料が600円になります!

一番下に記載されています!

京都でお寺巡りをすると拝観料が結構かかってしまうので、少しでも安くなるのはありがたいですね(*^^*)
大覚寺か祇王寺の受付で「共通券ください」と伝えれば大丈夫なので、是非活用してください!

SPOT INFO
人混みを避けてゆっくり日陰で観光したい方は是非足を運んでみてください。
自転車での観光をお考えであれば電動アシストがおすすめ!

人々の想いを守るお寺

次におすすめするのは、祇王寺からさらに北へひたすら進んだ先にある愛宕念仏寺です。

お寺の入口

このお寺は1200にもなる羅漢の像がそこら中に建てられていることで有名です
その光景はとても神秘的で、時が止まったような不思議な感覚になります。

門をくぐってすぐの階段付近

山道にあるので森に囲まれていてとても涼しく感じます♪

愛宕念仏寺の背景

一番始めに建てられたのは奈良時代のことです。
場所は今と全く反対の左京区よりも北にあった愛宕郡(おたぎごうり)という地域にありました。当時は郡の名前から愛宕寺と名付けられたそうです。平安になって洪水の被害を受け愛宕寺は廃寺となってしまったのですが、その後、千観内共という天台宗の僧によって愛宕念仏寺として復興したそうです。

しかし、戦時中に無住寺となりさらに台風の被害でまたしても廃寺となってしまいました。。

昭和30年、廃寺となった愛宕念仏寺に仏像彫刻家の西村公朝さんが住職として来られました。そして昭和50年から本格的に再興が行われたのです。

羅漢の不思議

境内にある1200もの羅漢。
それぞれ形も表情もバラバラで、どれ一つ同じものはありません。

そもそも羅漢とはなんなのか?
→お釈迦様の弟子であり、すべての煩悩をなくした人のことを言います。

どうしこんなにも異なった羅漢が存在するのかというと、
お寺の再興を祈念してたくさんの羅漢で埋め尽くしたいという考えに一般の参拝者が賛同し、一人ひとり自らの手で大切な家族や友人を想いながら像を掘られたからなのです(^O^)/
約10年かけて1200体になったそうです。

大笑いしていたり、隣りとヒソヒソ話をしている像もあります。

いろんな表情をしているので見ていて飽きません♪
写真はありませんが、逆さまに立っているのもあるので参拝ついでに是非探してみて下さい!

ふれ愛観音堂

見どころは羅漢像だけではありません!
階段を登っていった先にある「ふれ愛観音堂」。

中には黄金の観音様がいらっしゃいます。

手で直接触れることによって心も身体も癒やされ、すべての願いを聞いてくださるとても優しい観音様なのです(*^^*)
これは触れて帰らない訳にはいけませんね!

SPOT INFO
拝観時間:8:00〜17:00 (閉門16:45)
拝観料:300円

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