平安神宮の大鳥居から円山公園へと続く神宮道を進むと、樹齢800年と言われる大楠が迎えてくれるのが「青蓮院門跡」。
…ところで「門跡」って何??
普通のお寺と違うのは、皇室と古くからの関わりがあり、格式が高いということ。
「門跡」とは、お寺の住職である門主が、皇室や摂関家によって受け継がれてきたお寺をいいます。
青蓮院は粟田山の山裾にあるので別名「粟田御所」とも呼ばれていることからも皇室との繋がりが分かりますね。
皇室ゆかりといわれて入ってみると、境内の気品あふれる雰囲気を感じる…気がします(`・∀・)!!笑
ということで、境内を少しご紹介。
まずは入ってすぐにある、客殿の「華頂殿」。
こちらに座って庭園を見渡せます。
室町時代に相阿弥によって造られたといわれる池泉回遊式庭園で、歩いて見て回ることも。
みずみずしい新緑はいつまでも眺めていられそう~
華頂殿と庭園を上からみるとこんな感じ。ゆったりとした時間が流れています。。。
さらにまったりと過ごしたい人には…?
平安饅頭と抹茶をいただきながら庭を眺めるのもオススメ。
拝観料+500円でいただくことができます。
ちなみに、この菊の紋章に包まれた平安饅頭は、青蓮院からすぐ近くにある和菓子の老舗「平安殿」のもの。
甘味所も併設してあるので、ここでちょっと休憩にもぴったりです(^ω^)
一文字型の手水鉢を発見。
華頂殿から小御所の方に進んでいくと、渡り廊下のすぐ横に豊臣秀吉が寄進したといわれる
「一文字手水鉢」を見る事ができます。
ここでちょっと余談ですが、小御所の中に「大切な五つの心」という張り紙がしてありました。
静かに心落ち着かせて庭園を眺めた後に、ひょっこりこんな教えが貼ってあると、
なんだか、はっとさせられるというか、心洗われる気がします…
私も「良き心」を持った人間にならなければ(笑)
帰る前にひと撞き♪
最後に寺内で最も大きな建物である宸殿の前に鐘楼を見つけました(°∀°)
「ご自由にお撞きください」とのお言葉に甘えて(?)、鐘をひとつ撞かせていただきました(^v^)
5月の上旬ごろは、ツツジの花で満開だったそうですが、
これからの季節も新緑がとても美しいですし、
もう少し暑くなってくると、大楠の涼しげな木漏れ日が迎え入れてくれること間違いなし。
初夏の京都はお庭めぐりがおすすめ?
春に桜でにぎわった京都が少し落ち着く季節。
青々とした新緑や青もみじが光り輝くお庭でゆっくりと過ごすと、
心地よい風にも吹かれてなんだか身も心もすっきりした気分に(^∀^)
ここ、青蓮院門跡はもちろん、ぜひお気に入りのお庭を見つけに出かけてみませんか?