今年、49年ぶりに復活した祇園祭の後祭。
7月24日に行われた、全10基の後祭山鉾巡行の様子を紹介します!
巡行の先頭は橋弁慶山!
山鉾巡行が始まり、最初に現れるのが『橋弁慶山』。
くじ取らずの山ですので、毎年トップバッターをつとめます。
細かく煌びやかな装飾が観客の目を引きます。
そして遠くから「コンチキチン♪」というお囃子が聴こえてくるとともに登場するのが『北観音山』。
その迫力と美しさに圧倒されます。
後祭の山一番は『八幡山』!
49年ぶりに行われる今年の後祭のくじ取り式で山一番を引き当てたのは『八幡山』!
八幡山は子どもの健康祈願や夜泣き封じにご利益があると言われています。
その後も面白い山鉾がぞくぞく・・・
続く浄妙山はかなりアクロバティックな一場面が表現されています!
平家物語の一節に、一番乗りをしようとした僧兵浄妙が一来法師にその頭上をひょいっと飛び越えられ先陣をとってかわられたというお話があるそうです。
その場面を表現したこの山のご利益は…勝運!
その後は鈴鹿山、南観音山、鯉山、役行者山、黒主山・・・と続きます。
大トリは150年ぶりの復興!『大船鉾』
今年の祇園祭で大きな注目を集めていた『大船鉾』。
なんと幕末の蛤御門の変で焼失して以来、150年ぶりの復興なんです。
組み木はどの鉾よりも真新しいものでしたが、その堂々たる姿に感動しました。
これからまた祇園祭の鉾として長い歴史を刻んでいってくれます。
おかえりなさい!
49年ぶりに復活した後祭。
山鉾の台数は前祭よりも少なく、宵山の歩行者天国もありませんが、
山鉾を静かに鑑賞してまわる事ができるのが魅力です。
宵山の夜店で賑わう祇園祭も好きですが、
これが本来の祇園祭の姿のような気もします。
来年の祇園祭も、前祭と共に京都の夏を大いに盛り上げてくれることでしょう!
早くも来年の祇園祭が楽しみです(^^)