京都の夏の味覚を楽しむなら、やっぱり鱧(ハモ)!
7月の京都は鱧が旬!
「鱧は梅雨の雨を飲んで美味しくなる」といわれ、
梅雨が明ける7月頃が脂がのって1番の食べごろとなります。
7月開催の祇園祭は別名「鱧祭り」とも呼ばれるそうですよ(^ω^)
目次
東福寺のすぐ近く うまいもん処「松いち」
そんな旬の鱧を、お昼ご飯で気軽に、かつリーズナブルにいただける
素敵なお店を発見しました!
こじんまりとした、でも京都らしい雰囲気のあるお店「松いち」。
新鮮な魚料理をメインとしたお店で、
素朴で味わい深いお料理を提供してくださいます。
なぜ京都は鱧を食べるようになったの・・・?
ところで、京都ではなぜ鱧を食べるのでしょうか?
そこには京都ならではの2つの理由がありました。
京都で鱧が食べられる理由その1 『強い生命力!』
海が遠い上に、夏には厳しい暑さとなる京都。
その昔、京都では「新鮮な魚」を手に入れるには至難の業で、
大変貴重なものだったとか。
そんな中、瀬戸内海から京都へ魚を運ぶ魚屋が、
山を越える際に荷物を落とし、鱧を散乱させてしまいます。
その拾い忘れられた鱧をたまたま農民が拾ったところ、
なんとまだ生きていた――
というお話があり、
その生命力の強さで生きたまま運ぶことが出来る鱧が重宝され
京都の夏の旬の魚になったそうです(^0^)
理由その2!に行く前に…夏限定のランチメニュー「活き鱧冷しゃぶ定食」
まずは「松いち」のお昼の鱧メニュー!
お昼のメニューは焼き魚や海鮮丼など、お魚を中心としたものが全部で8種類ほどありました。
もちろん今回は「活き鱧冷しゃぶ定食」を早速注文!
おばんざいにお漬物、赤だしとごはんもついています。
なんとこちらの定食750円!感動です?
ここでちょっと注目したいのが、鱧のさばき方。
↓切込みがたくさん入っているのが分かりますか??
この切込みをたくさん入れるさばき方こそが、
京都で鱧が食べられるもうひとつの理由でした!
京都で鱧が食べられる理由その2 『京都の職人技!』
鱧は普通のものでも全長1m程、大きいものだと2m前後あるものもあり、
開いてみるとその全長に小骨がとにかくたくさんある魚なのです。
その小骨の多さが非常に食べにくいことから、
関東では鱧を食べる習慣が広がらなかったともいわれます。
そこで京都の料理人たちが始めたのが「骨切り」。
中骨を抜き、約3cm間に24~26の包丁を入れて骨を切る方法です。
骨切りをすることで口に小骨を感じることが全くなくなります。
この骨切りの技術の一人前になるには8~10年くらいかかるんだとか。
まさに職人技ですね(°∀°)!!
今回「松いち」でいただいた鱧も、ぷりぷりとした食感が味わえました!
この食感の鱧と風味の良いピリッとした七味が相性抜群!
食欲がない暑い日でもごはんが進みます!!やっぱり鱧美味しい!!
そんな古くから伝わる京都の職人技と、
人々の暮らしに馴染む、京都の鱧。
ぜひ味わってみて、夏を感じてみて下さい♪
「松いち」の場所は、東福寺のすぐ近く。
京阪東福寺駅のすぐ目の前にありますよ(^0^)
SPOT INFO
◎うまいもん処 松いち
営業時間:昼の部11:00~14:00
夜の部17:00~23:00
定休日:日曜、祝日