まず向かったのは、鈴虫寺。正式名称を華厳寺といい、臨済宗のお寺です。
願い事がひとつだけ叶うということで、お参りに訪れる人でにぎわうお寺ですが、今回はひとりでできるだけ静かにゆっくり楽しみたいひとり旅。
予定より早めに出発して、9時50分頃に到着すると、この日は平日ということもあってか人も疎らですんなりと入ることができました。こうやって急な予定変更にも融通が利くのがひとり旅のいいところです(^0^)
鈴虫寺の名前の由来は?
8~10月頃の夏から秋にかけて聞こえる鈴虫の音。しかし、ここ鈴虫寺では、一年中この音が聞こえます。
鈴虫の音を聞いて悟りを開いた和尚が研究を重ねに重ね、一年中鈴虫を孵化させることに成功させ、いつでも鈴虫の音が聞こえることからこの呼び方になったんだとか。リンリーンと境内に鳴り響いています。
鈴虫説法を聞く
門をくぐり、境内へ入ると受付があります。受付を済ませると、広い客間に通され、住職さんの説法を聞くことが出来ます。「説法」と聞くと、堅苦しい印象がある人もいるかもしれません。が、こちらの説法は、仏教の教えやお参りの仕方をテンポよく、時々冗談も交えながら、とても分かりやすくて面白いんです(^ω^)
客間の席に座るといただける、お茶とお菓子でのおもてなしは臨済宗の作法だそう。
終始笑い声の絶えない説法ですが、面白さの中に考えさせられること、はっと気づかされることもありました。。。
願い事はひとつだけ!幸福地蔵菩薩
様々なご利益がある寺社仏閣が盛りだくさんの京都。あれもこれもとお願いしたいことは次々に浮かびますが…ここは、たったひとつだけ!先程聞いた説法を胸に、自分と向き合い本当にお願いしたいことをひとつだけ決めましょう。
山門の横に立つ、わらじを履いたお地蔵様。どんなお願い事でもひとつだけ叶えてくださることで有名な「幸福地蔵」です!鈴虫寺の最後はこのお地蔵様にたったひとつのお願い事をします。
鈴虫寺の「幸福御守」を手にお願いすれば、お地蔵様が家まで歩いてやってきて、そのひとつだけの願いを叶えてくれるんだとか!わらじを履いている理由も納得です(^0^)
お願い事をする時のポイントは…
- お願い事は絶対に「ひとつだけ」。
- できるだけお願い事は具体的に。
- 幸福地蔵様が歩いてやってくるときに迷わないよう、名前と住所を告げましょう。
- お願い事が叶ったら、必ずお礼参りも忘れずに。
心に深く決めたたったひとつの願い事と向き合うことで、より真剣に心を込めてお願いができますし、自ずとそれに対する目標みたいなものも見えてくるような気がします。鈴虫寺を出るころには、ちょっとだけいつもより前向きな自分がいるかもしれません!笑
そんな清々しい気持ちで、次は桂川沿いのサイクリングロードを走って嵐山での美味しいランチを目指します!!