京都御所の西側、烏丸通下長者町下ルにある『護王神社』は、毎年行われる“京都マラソン”や“全国高校駅伝”の時期には特に多くの方が参拝に来られる“ランナー御用達”の神社。というのも、ランナーの皆さんにとってはお参りせずにはいられない“足腰の健康・病気怪我回復”のご利益が頂ける神社なんです。
という事で、健康ご利益寺社めぐりの第三弾は『護王神社』のご紹介です!
狛イヌならぬ“狛イノシシ”がお出迎え
境内に入るとまず目に飛び込むのが“狛イノシシ”。
手水舎の水も“イノシシ”の口から出てます。
…なぜイノシシなのでしょうか?
これは護王神社に祀られている和気清麻呂公(わけのきよまろこう)が道鏡事件(ウィキペディア)で流刑に処され、その道中、九州の宇佐八幡宮へとお礼参りに向かう道すがら、どこからか三百頭もの“イノシシ”が現れ、清麻呂公に向け送られた刺客から命を守り、宇佐八幡への道のりを案内してくれたという言い伝えがもとになっているそうです。そして今も狛犬ならぬ“狛イノシシ”として清麻呂公を守っています。
清麻呂公とイノシシの故事にちなんで…
清麻呂公は九州へ下る道中、自力で立てないほどの足の痛みに悩まされていたそうです。しかしイノシシたちの守護と道案内のおかげで無事宇佐八幡宮への参拝を終えると、足の痛みはいつの間にか治っていたといいます。この故事に因み、清麻呂公を祀る『護王神社』は“足腰の守護”のご利益が頂ける神社として知られるようになりました。
足腰の病気平癒や健康・安全を祈願して参拝される方の中には、陸上競技やサッカーなどのスポーツ選手も多いそうです。
みなさんも狛イノシシが守護する『護王神社』で“足腰の健康”のご利益、ぜひぜひ頂いて下さいね(^^)
SPOT INFO
◎護王神社
拝観時間:自由
拝観料:無料
駐輪場:有