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夜な夜な動く!?秀吉もビックリの子安観音

言うまでもなく、京都には歴史ある寺社仏閣、建築や仏像などが数えきれないほど存在しますが、
それらにまつわる不可思議な言い伝えや伝説も数多く残されています。

今回はその不思議な言い伝えの一つ、
『北白川の子安観音』のお話を紹介します。

今出川通を東へ進み、
銀閣寺へと向かう途中に突如として現れるのが、
こちらの子安観音さまです。

言い伝えによると、
この観音様はしばしば勝手に動く事があり、
そのことを聞きつけた豊臣秀吉が珍しいと面白がって
この観音像を自らの聚楽城(じゅらくじょう)の庭に移すことにしたそうです。
聚楽城の庭に移されてからというもの、
観音様が夜な夜な声を発して「白河に返せ」と動くため、
結局元々あった白河道の傍らに戻したといいます・・・

写真で見て分かるように、
この観音さま、ものすごく大きいです。
高さは約2mあり、銀閣寺道の交差点角にどっしり構えて、
人の行き来を見守っていらっしゃいます。
夜な夜な動いて「白川に返せ」と言った観音様。
よほど人々のことが心配だったんですね…(^^)

この観音様がいらっしゃる北白川では花の栽培や行商が盛んで、
摘み取った花を籠に入れ、頭の上に載せて行商へ向かう女性たちは
“白川女”(しらかわめ)と呼ばれていました。

白川女は必ずこの子安観音様に花を供えてから
洛中への行商に向ったと言われています。

鎌倉時代の町並みとはすっかり変わってしまった北白川の交差点で、
相も変わらず優しい眼差しで人々を見守り続ける子安観音様は
今でも人々の厚い信仰を集め、大切に守られています。

重要文化財や国宝には指定されていませんが、
不思議な言い伝えが残る歴史ある石仏や場所などが
まだまだ沢山京都の町中にひっそりと隠れていますよ*

有名な寺社めぐりの道中、
気になる細い路地や古い建物、石碑を見つけたら、
ぜひ一度立ち止まってじっくり見てみて下さい。
ガイドブックには載っていない「へぇー」なトリビアを得られるかも・・・

SPOT INFO

子安観世音