浄土宗の総本山である「知恩院」。広大な境内には見上げるほど大きなものがたくさんあるんです…!
目次
待っているのはとにかく大きい知恩院の三門。
まずは新門をくぐり進んでいくと、どっしりと構えた国宝の三門が迎えてくれます。
現存する木造建築では日本最大級と云われ、高さ約24m、幅約50m。
高層マンション10階くらいまでの高さはあるでしょうか、、、
これを今から約390年も前に建てらたというから驚き…(・Д・)!!
「空」・「無相」・「無願」という悟りの境地に至るための3つの教えを表していることから三門と呼ばれるそうです。
三門の周りは修学旅行生などの観光客で賑わっていることが多いですが、上に行くほど静か。
ということで、三門をくぐったら、黙々と「男坂」と呼ばれる石段を上ります。。。
石段の様子がちょっと伝わりにくいですが、こちらは男坂の上から三門を見た写真。
のぼりきると軽く息が上がる程の高さがあるんです…!
浄土宗の総本山はやっぱり阿弥陀如来もBig!
浄土宗の開祖である法然上人が、阿弥陀如来の本願を信じ、「南無阿弥陀仏」と称えれば誰もが救われるという
教えを広めたとされる由緒ある寺院の知恩院。
境内の中で唯一、明治時代に再建されたと云われる「阿弥陀堂」には、
高さ2.8mの大きな阿弥陀如来坐像がいらっしゃいます。
写真撮影はできなかったのですが、やはり圧巻の存在感を放っていました。
奈良の東大寺と並ぶ大鐘、知恩院の「大鐘楼」
続いて知恩院のBigなもの「大鐘楼」。境内の奥にある木々に囲まれた石段をのぼると現れます。
その名の通り、見上げるほど大きな大鐘楼は、日本三大梵鐘(ぼんしょう)の1つで、
高さ3.3m、口径2.8m、そして重さはなんと70トン!
この知恩院の大鐘楼といえば、毎年恒例、年末の除夜の鐘の様子。
親綱を引く1人の僧侶と、子綱を引く16人の僧侶が、独特な掛け声と共に鐘を撞いて新年を迎えることでも有名です。
実際の鐘の大きさを見ると、17人もの人数で鐘を撞くことにも納得です…!
ところで、知恩院といえば「七不思議」。
ここまで、知恩院のとにかく「大きなもの」をご紹介してきましたが、
もっと有名なのが「知恩院の七不思議」。
軒裏にある骨になった傘、通称「忘れ傘」など古くから伝わるものがあるのですが、
そのほとんどが御影堂の大修理工事に伴い、2019年まで非公開となっています(´・ω・)残念。
七不思議が非公開となっている間は、境内の法然上人御堂(集会堂)にてパネル展示がされているので、
「あと5年も待てない!!」という方はそちらで解説と併せて見ることができますよ(^^)
とにかく広大な知恩院にはまだまだ見どころがたっぷり。
境内のど真ん中の御影堂が工事中なのは少しさみしい感じもしますが、
今回紹介したもの以外でも、美しい庭園や重要文化財に指定されているお堂など見どころ満載です(^0^)
今まで広すぎて見たことなかった所をゆっくり拝観できるチャンスかもしれません☆