昨日7月17日は本来ならば祇園祭の山鉾巡行が行われていました。
中止となってしまった今年は、縮小した形で神事が行われていたようです。
さて、そんな祇園祭といえば八坂神社の祭礼だということは皆さんご存知かと思いますが、発祥の地をご存知でしょうか?
答えは、二条城近くにある神泉苑です。
神泉苑とは?
もともとは平安時代に造られた御苑で、現在は真言宗の寺院となっています。
池の中央には空海が雨乞いのために招いたという神様、善女龍王が祀られています。
他にも方角の神様、恵方社などがありここはお寺なのか?神社なのか?と混乱してしまいました。
江戸時代に神仏分離が行われるまではこういった光景が普通だったのでしょう。
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南側の鳥居
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本堂
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願い事を一つだけ念じながら渡ると、願い事が叶うと言われてる放成橋。
祇園祭の起源
祇園祭の話に戻りましょう。
貞観年間(859~877年)に日本各地で疫病が流行り、それを鎮めるために祇園祭が始まりました。
かつては「祇園御霊会」と呼ばれ、当時の国の数に因んで66本の鉾を立てて祭を行い、神泉苑に神輿を送って祈りを捧げていました。
現在のように山鉾が登場するようになったのは室町時代になってからだそうです。
日本三大祭りの一つにも数えられ、「お祭り」の面が強くなっていますが、元々は「疫病を祓う」ために行われていたもの。
今の日本の状況と重なりますね。元の生活に戻れるよう祈りたいと思います。
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7月1日からの限定、「御霊会」の御朱印
SPOT INFO
名称 | 神泉苑 |
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時間 | |
お休み | |
料金 | |
公式サイト | http://www.shinsenen.org/ |
駐輪場 | 境内に駐輪可 |
※ 2020年7月18日現在の情報です。