泉涌寺へと上る総門の手前に泉涌寺派の寺院である即成院があります。

入口の門には、極楽浄土信仰の特徴の一つである鳳凰が鎮座しています。
那須与一は、平家物語で登場し、屋島合戦にて船の上で揺れる扇子を弓矢で射て、源義経から多大なる功績を称えられた弓の名手として伝えられています。
那須与一はこの屋島合戦の前に、突然の病に倒れています。そこで病気平癒のご利益がある阿弥陀様の霊験を知った与一は即成院で療養しました。その熱心な祈願で病が治り、功績もあげることができた与一は、その後も即成院で生涯を閉じたといわれています。境内にはその那須与一のお墓もあります。

那須与一のお墓
近くで拝観すると、とても迫力があり、菩薩様お一方それぞれお顔が違うためとても引き込まれます。
この他、即成院には那須与一のとてもユニークなおみくじがあります。
境内に「与一の手洗い所」という場所があり、「願いが的へ」と書かれた箱があります。

与一の手洗い所


扇形の紙せっけんは手を洗うことが「手を合わす」ことに通じるとして授けられています。
このような時期だからこそ、病気平癒や疫病退散を願って即成院にお参りに足を運んでみてはいかがでしょうか。
SPOT INFO
名称 | 即成院 |
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時間 | 9:00〜17:00 |
お休み | 本堂内陣特別拝観の中止になる日程がございます。 詳細は即成院の公式ホームページをご覧ください。 |
料金 | 特別拝観ご志納料 500 円 |
公式サイト | http://www.negaigamatoe.com/ |
駐輪場 | あり |
※ 2020年6月15日現在の情報です。