蹴上にあるとあるトンネル、一歩足を踏み入れると、中に吸い込まれるような不思議な感覚に襲われます。
写真をよくご覧頂くと、壁から天井にかけてレンガがねじるように斜めに積まれているのがわかると思います。それが「不思議な感覚」の正体です。
このトンネルがあるのは「蹴上インクライン」という、かつて船が通っていた線路の下をくぐる道路です。線路と道路が直角に交差せず、斜めにトンネルを作る必要が生じた時に、この手法が使われることがありました。
ちなみに、「ねじりまんぽ」というのはこの場所の固有名詞ではなく、螺旋状に作られたトンネル全般を指す用語です。京都府内にもいくつか、おとなりの滋賀県にもいくつか、現存しています。
南禅寺へお越しの際、ほんの少しだけ遠回りするだけで、このねじりまんぽをたのしむことができます。オススメです!