下鴨神社の南にある旧三井家下鴨別邸は、京都観光の穴場の一つかもしれません。
私が特に好きなのが、ふすまの引き手のデザインです。
よーく見なければわかならいのですが、単なる丸や四角ではなく、ひょうたんのような形をしています。
実はこれ、重さを量るときに使う「分銅」のデザインなのです。
三井家は両替商も営んでおり、銀の価値を知るための秤はとても重要な用具でした。自らの商いの象徴たる道具を、建物のデザインに採用しているのです。それも、よく見なければわからないほど、自然に、さりげなく。
かっこいいですね。
ちなみに分銅の意匠は、現在も銀行の地図記号として使われています。
このほかにも、じっくり見なければ見逃してしまうようなサラっとしたこだわりと贅沢がたくさん詰まっているのが、旧三井家下鴨別邸の特徴です。
お越しの際は、目を皿のようにして宝探しをたのしんでくださいね😄
SPOT INFO
名称 | 旧三井家下鴨別邸 |
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時間 | 9時~17時(閉館)16時30分(受付終了) |
お休み | 毎週水曜日及び12/29~12/31 ※水曜が祝休日の場合はその翌日 |
料金 | 一般500円/中高生300円/小学生200円 |
公式サイト | https://ja.kyoto.travel/tourism/article/mitsuike/ |
駐輪場 | 無料駐輪場あり |
※ 2019年12月4日現在の情報です。