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まだまだやります池特集!①印月池(渉成園)

7月の京都は祇園祭をはじめイベント目白押しのアツい月になりますが
そんな今月もオススメの池を今回もどんどんご紹介していきます!
今月1回目は渉成園の下京区、京都駅から徒歩でも7,8分の渉成園から印月池(いんげっち)をご紹介!
こりゃまたなぜこんな駅近くにぽつんと庭園があるんだろうと疑問に感じる方も多いかと思いますが、
こちらの庭園は東本願寺の飛び地になります。

渉成園の始まりは1641年徳川家光から宣如上人(東本願寺第13代)にこの地が寄進され、その後宣如上人がご隠居するために屋敷を造営した時、
左京区の詩仙堂(丈山寺)の作庭でも有名だった石山丈山が作庭しました。
当時、周囲に枳殻(からたち)が植えられていたことから別名「枳殻邸(きこくてい)」とも呼ばれます。

では、そんな印月池やお庭の注目ポイントご紹介します!

傍花閣

ここでは池の近くに建つこちらの建造物をご紹介。
やぐらなのか何なのかよくわからないこちらの建造物は傍花閣(ぼうかかく)と呼ばれます。
実際のところは景色を眺めるための望楼かつ門の役割をしていたそうです。
左右に階段が架かる感じなどは南禅寺の山門のようですね!
南禅寺の山門のように迫力のあるわけではなく落ち着いた雰囲気を出しているのが趣深くまさにフォトジェニック!
普段は見られない天井には十二支を配した磁石版があるそうです!

京都タワーが借景に

2月の鏡容池でご紹介した自然の景色も取り入れて一つの庭の景色を生み出す「借景」のテクニックがこちらの池でも使われています。
ただこの印月池に関してはたまたま使われることになったんです。

そうです!京都タワーが借景に使われているんです!
池の水面に建物が反射され丈山の趣向と現代に生み出されたタワーの姿が見事に調和しています!
少し今回はぼやけていますが晴天で池の水面に藻などが無いときはキレイに映ります!

まとめ

江戸時代から続くお庭と池ではありますが、300年以上先の現代に完成する建築物をまるで待っていたかのように見事にたたずんでいたのが印象的でした。
京都の中心部にあるオアシスのようなお庭と池ではないでしょうか!
みなさんも市街地に癒やしと落ち着きの景色を見せてくれる印月池にぜひ訪れてみて下さい!!

SPOT INFO

MAP:

・JR,近鉄:京都からそれぞれ徒歩約10分
・地下鉄:五条から徒歩約5分
・バス:烏丸七条から徒歩約1分。
・自転車:京都タワー店(京都駅北側の店舗)から約1,2分。

入り口は西側(東本願寺側)です。
協力寄付金として大人1名500円(高校生以下250円)以上をお納め下さい。
500円以上お納めになるとガイドブックがプレゼントされます。

参考:・東本願寺HP:http://www.higashihonganji.or.jp/

次回もお楽しみに!

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