特別公開されている、大徳寺の塔頭「総見院」に行ってきました。
織田信長にゆかりのあるお寺です。
総見院とは
大徳寺の塔頭・総見院は、豊臣秀吉が信長の葬儀を行った場所です。
お寺の名前は、信長の法名にちなんで付けられました。
通常非公開ですが、現在12月5日までの土日祝のみ公開されています。
完全予約制とありましたが、空きがあれば当日でも拝観できるようです。
2体の信長像
一番の見どころは、等身大の織田信長像でしょうか。
秀吉は、葬儀を行うにあたり、信長の木像を2体作らせました。
1体は、遺体の代わりとして本能寺の灰とともに火葬されたそうですが、もう1体は総見院に保管されており、実際に見ることができます。
写真は撮ることができませんでしたが、シュッとした顎に鋭い目つきが印象的でした。
この像を彫った仏師さんは、信長に会ったことがあり顔を知っていたそうで、おそらく信長晩年の姿そのものなのだろうということでした。
信長像のためだけに作られた輿
明治の廃仏毀釈により、総見院の建物の多くは壊されてしまいましたが、信長像は宝物とともに、大徳寺の方で大切に守られてきました。
昭和になりこの総見院に戻される際、なんと「輿」に乗って帰ってきたそうです。
この輿も、見ることができます。
信長のお墓
敷地内に檀家さんの墓地があるのですが、その一番奥に織田家一族のお墓があります。
「信長のお墓」といわれる場所は全国に十数か所ありますが、そのうちのひとつです。
京都市内にもいくつかありますね。
関連個所をまとめて自転車で巡る、というのも楽しいですよ!
総見院の見どころはまだ他にもあるので、また記事にしたいと思います。
SPOT INFO
名称 | 大徳寺 総見院 特別公開(京都春秋) |
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時間 | 10:00~ 11:00~ 13:00~ ※完全予約制(20日前から受付開始、6日前に受付終了) |
お休み | 2020年10月10日~12月5日の土・日・祝日のみ公開 |
料金 | お一人1,000円 |
公式サイト | https://kyotoshunju.com/temple/daitokuji-sokenin/ |
駐輪場 | 大徳寺の総門裏に停められます。 |
※ 2020年11月2日現在の情報です。