【2019年10月〜】ご利用料金と営業時間の変更のお知らせ

紅葉だけじゃない!東福寺に行ってみたくなる4つの理由

5月も後半、京都にも初夏の爽やかな風が吹き抜けております*

さて、今回紹介するのは『東福寺』です。
秋には美しい紅葉を見るために多くの観光客でごった返す境内ですが、
この時期は定番の金閣寺や清水寺へと多くの人が流れるため、
東福寺を訪れる方は実際あまり多くありません。

なのでかなーり空いており、ゆーっくり静かに拝観できます。

そして今回は、
紅葉だけじゃない!東福寺に行ってみたくなる4つの理由をお教えします!

①紅葉の名所は初夏に行くべし!

こちらの東福寺は
真っ赤に色づいた秋のもみじが有名なお寺ですが、
今の時期は爽やかな初夏を感じさせる青もみじが見事です。
紅葉の時期に比べるとはるかに観光客が少ないので、
ゆっくり落ち着いて拝観できます*

境内に入ってすぐ見えるのが、
新緑の雲の中に架かる通天橋。まさに絶景。

通天橋への入り口を通ると鮮やかな新緑があたり一面に。

P5191011

P5190998

P5191000

P5191008

青もみじが広がる庭園の中に紅一点、差し色の赤もみじも。

P5190995

②超特大の大仏が京都にもあった?

P5191014

巨大な大仏と言えば奈良 東大寺の大仏が有名ですが、
実は京都にも、それに匹敵する巨大な大仏があったという事をご存知ですか?
そしてその特大サイズの大仏があったのが、こちらの東福寺なんです!

東大寺や興福寺の規模にならい、壮大な寺院として鎌倉時代に造られた東福寺。
時の権力者がその権力をアピールするために
東大寺の大仏に負けないサイズの大仏を作り、安置していました。

が!残念なことに明治時代に火事により焼失してしまい、
現存しているのはこの大仏の左手のみ。

東福寺大仏の手1

ですが、この手の高さだけで2メートルあるのだそう。
今も残っていたなら奈良の大仏に負けない観光名所になっていたはず…残念です!

③禅寺にモダンアート?

まず『禅寺』とは臨済宗・禅宗のお寺のこと。
禅宗では「座禅の実践と悟りの体験によって仏陀の悟りにいたる」事が出来ると考えられています。
ここ東福寺は鎌倉時代に創建された歴史ある禅寺の一つです。

実はこの禅寺の境内に“モダンデザインの庭園”があるんです!

境内の東にある「方丈庭園」は
方丈の周り東西南北をぐるりと4つの庭園が囲んでいます。

お釈迦様の生涯の8つの重要な出来事「八相成道」にちなんで造られた4つの庭は
『八相の庭』と呼ばれ、昭和の作庭家・重森三玲氏によって造られました。
一瞬、「お寺とモダンアートって合うのかな?」と思いました…
が!ひとたび庭園に足を踏み入れれば、その見事な融合に一瞬で心奪われました。
ここから少しだけそのお庭を紹介します。

では南庭から見ていきましょう。

白砂で海の潮の流れ、大小の岩で島を、そして奥の小山で五山を表現しています。
広ーい縁側にゆっくり座って庭を眺めていると心が落ち着きますね…

P5190973

P5190978

お次は西庭。
きれいに刈り込まれ整えられたサツキと真っ白な砂地で市松模様が。
塀の屋根が奥に見える通天橋に続いているかのように奥行きを感じます。

P5190984

P5190982

続いて北庭。
もふもふとした苔と敷石が規則的に並べられ、美しい市松模様になっています。

P6290480のコピー

cac66c06200d66ce9c3b97a00e9327fe

最後は東庭。
柱石を北斗七星に見立ててデザインされたこちらの庭は
「北斗の庭」と呼ばれています。
北斗七星が白砂に浮かぶロマンチックなこのお庭も
寺院の庭園にはなかなか無い独創的なアイデアですね!

P5190976

④用を足すのも修行の一つ!

P5190993

東福寺では多くの建物が重要文化財に指定されており、
その中の一つに「東司」(とうす)という立派な建物があります。
これ、実は現存する日本最古の“トイレ”なんです。

日常の生活すべてを修行とする禅宗では
日々行う座禅などはもちろんのこと、なんと“用を足す”ということも修行の一つと考えられていました。
そのため、用を足す際にもその手順や時間は細かく定められ、厳しい作法があったそうです。

トイレに行きたい時に行けない、細かい作法がある・・・と聞くと、
恐ろしく厳しい修行のように感じますが、
衛生環境が悪かった当時は厳しく定めた作法を守ることで、清潔さを保っていたのだそうです。

俗世に生きる私には到底考えられない禅宗の厳しい修行。
仏の教えを学ぶため日々修行に励むお坊さんを、
ただただ尊敬のまなざしで見つめてしまう私でした。

さいごに

さて今回紹介した東福寺。
どうですか?東福寺、行ってみたくなりましたか?

秋の紅葉の時期に参拝するのももちろんお勧めですが、
観光客が比較的少ない今の時期、
初夏の青もみじや苔の生す方丈庭園を眺めて心静かな時を過ごすのも良いのではないでしょうか?
それと、特大サイズの仏様の左手と日本最古のお手洗いを見るのもお忘れなく…!

SPOT INFO

東福寺
拝観時間:9時~16時半(12月~3月は拝観は16時まで)
※拝観受付は各30分前まで
拝観料金:400円
駐輪場:有(通天橋受付横)

P5190969