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日本最古の林泉:大沢池(大覚寺)

市内北西部、嵯峨嵐山エリアを代表する大覚寺に日本最古の人工の林泉(林や泉水などのある庭園)があります!
今回ご紹介する大沢池(おおさわのいけ)です!
2/20に取り上げました広沢池からも徒歩で行ける距離です。

①大覚寺注目ポイント

池の紹介の前に大覚寺の注目ポイントをご紹介します!
大覚寺は元々は平安遷都を行った桓武天皇の次の嵯峨天皇の離宮(嵯峨院)でした。
大覚寺の名前になったのは874年です。
生け花発祥の地でもあり「嵯峨御流」の家元にもなっています。

そして大覚寺で特に私が注目したのはこちらの建物。

境内西側の「正寝殿(しょうしんでん)」です!
12の部屋からなるこちらの建物。各お部屋には狩野山楽や渡辺始興による障壁画が壮大に描かれています。

また室町時代初頭の約60年続いた南北朝の争いに一通り終止符が打たれることになった「明徳の和約」が締結された建物でも知られています!
中世日本のターニングポイントになった場所にぜひ訪れてみてください!

②池と名古曽滝

では、池の紹介です。
大沢池は嵯峨院造営時、中国の洞庭湖を参考にしたとされ別名「庭子」と呼ばれています。
石と小島の配置は生け花嵯峨御流の土台にもなっていると言われます!

そして、こちらの池の北側には「名古曽滝」跡があります。
昨年の台風被害の影響で現在立ち入り禁止になっています…。

引用:
https://www.8toch.net/hachiben/classics/tour100nin1shu.cgi?pid=nakosonotaki

こちらの滝、もしかしたら聞き覚えがある方いらっしゃるかもしれませんね!

滝の音は絶へて久しくなりぬれど

名こそ流れてなほ聞こへけれ

…そうです!百人一首55番の藤原公任(きんとう)の歌に登場するその滝です!
歌が詠まれた頃(10世紀後半から11世紀)にはもう滝はかれていたことがうかがえますが、
もう平成が終わろうとする今なおも歌と滝は多くの百人一首の愛好家にしっかりと知れ渡っています!
ファンの皆さん、解禁になりましたらぜひお立ち寄りください!

③観月の夕べ

大沢池が一番美しく見えるのは毎年9月に行われる「観月の夕べ」の時です!
この行事もまた台風被害を受けて昨年は中止になりました…。

引用:http://myway.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-e9b5.html

嵯峨天皇が中秋の名月の時にこの大沢池に舟を浮かべてその美しい月光を楽しまれていたところに由来する観月の夕べ。
水面に映る月もまた美しいです!
なお舟券は一枚1,000円(2018年度開催計画時の値段)で
舟は龍頭舟(りゅうとうせん)か鷁首舟(げきしゅせん)の二種類のどちらかになります。

まとめ

 昨年の台風の爪跡がまだまだ残る大覚寺と大沢池。
元通りになるまで時間が必要な所もありましたが、心待ちにしたいと思います!
皆さんも大沢池を訪れて桜、観月と当時の公家の風流な楽しみ方を少し感じて頂けたらと思います!

SPOT INFO

MAP:

・JR嵯峨野線、嵐電「嵯峨嵐山」からそれぞれ徒歩約20~25分
・市バス「大覚寺」すぐ

・参拝時間:午前9時〜午後5時(受付は午後4時30分まで)
・参拝料金:大 人 500円、
      小中高 300円
    (大沢池を散策する際は別で200円の文化財維持協力金をお納めください)

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